かぁちゃん、ボクこんにゃくが大好きで。たくさん食べたい!
プルプルで美味しいよね!
そうね〜。私も子どもの時から大好き!
あの何とも言えない歯応えと煮物などの旨味が染み込んだ
こんにゃくって最高よね〜
こんにゃくは食物繊維が多く、祖母から聞いた話だと「お腹のほうき」と呼ばれているそうです。
科学的にこんにゃくに含まれる食物繊維の働きが知られる前から、体の中のいらないものを出してくれると昔の人は知っていたのですね。
今回は、そんなこんにゃくの魅力をたっぷりとお伝えしながら、簡単アク抜きから、お手軽レシピまでご紹介します。
『こんにゃく』とは?
こんにゃくは『こんにゃく芋』から作られています。芋と言ってもじゃがいもやさつまいものようなものではなく、下の写真の通り、見た目がゴツくて『ゾウの足』とも言われるそうです。
しかも、こんにゃく芋は、蒸しても茹でてもエグみがあって食べられません。 素手で触るのもかぶれたりしてしまうそうです。こんにゃく芋はしっかりアク抜きをして加工して、我々の手元にプルプルの食べられる状態で届くのです。
初めてこんにゃく芋を食べようとした人はすごいなぁ。
大変なことをクリアして今のこんにゃくが作られるようになったんだね。
白いこんにゃくと黒いこんにゃくの違いは?
結論から言うと、色の違いだけです。こんにゃく芋を切って乾燥させて粉砕してこんにゃくのプルプルの元、マンナン粒子を取り出して作る「こんにゃく粉」を使って作ったものが白いこんにゃくです。
こんにゃく粉を使わずに、生芋を使ったこんにゃくは、皮が入るので黒くなります。
スーパーに並んでいる黒こんにゃくは、精粉を使ったものが多いのですが、生芋から作るこんにゃくに似せるように、海藻(ヒジキ、アラメ)の粉末を混ぜて色をつけるそうです。
うちの息子達は白と黒のこんにゃくを両方とも
同じ料理に入れると数を数えたりして楽しそうに食べています。
こんにゃくの保存方法
過去に買ってきたこんにゃくを子どもがどこかに持って行ってしまい、数日後にソファの下から見つかったというなんともびっくりな出来事がありました。
スーパーでは冷蔵コーナーに陳列されているこんにゃくですから、腐ってしまった…と落ち込みましたが、実は未開封だと常温保存でも大丈夫!直射日光と高温多湿の場所は避けてくださいね。冷暗所ならOKです。
下の写真は、我が家にあるこんにゃくの表示の写真を撮ったものですが、冷蔵保存とは書いてありません。
もちろん、心配な方は冷蔵庫で保管するのが一番安心ですね。常温でOKだと分かっている私も、結局冷蔵庫で保存しています。
開封後は必ず冷蔵保存、2〜3日以内には調理するなどして使い切りましょう。
ですが、実はうっかり開けてしまっても裏技があるのです。
こんにゃくの袋の中に入っているお水が私のような、うっかりさんの救世主!
工場で袋詰めされた時にこんにゃくと一緒に入れられているのはアルカリイオン水でこんにゃくを長持ちさせる効果があるそうです。
清潔な保存容器に袋の中のアルカリイオン水を入れてこんにゃくが浸かるように入れて冷蔵保存すれば1週間までは大丈夫だと言われています。
袋の中の水を捨ててしまった場合でも、豆腐のように水を毎日交換すれば2〜3日は大丈夫でしたが、開封後の日持ちは保存状況にもよりますので、できるだけ早く使い切りましょう。
我が家は子ども達のケンカや外遊びから帰って来られないなどで調理したくて
開封しても、その日は料理できない…ということがあるので、開封後の保存方法を知ってからは気が楽になりました!
こんにゃくの下処理
アク抜き不要と書かれているこんにゃくでも開封後は洗うのをオススメします。
ツルッと滑るので、ザルなどに乗せて表面のぬめりを水道水などで洗い流すと、臭みが取れてより美味しく食べられます。
こんにゃくはアク抜きしなくても食べられますが、開封して洗う前のこんにゃくのにおいを嗅いでみると独特の香りがします。
臭い身を取ってより美味しく食べるためにアク抜きをします。
普通のこんにゃくのアク抜き方法は塩揉みと、下茹での2通りあります。
開封したらザルなどに乗せて表面のぬめりを洗い流した後、食べやすいサイズ、料理する際のお好みの形に切った後、塩揉みの場合はこんにゃく1枚に塩の量は大さじ1/2〜1杯弱。こんにゃく1枚と言っても微妙にサイズが異なるので調整してみてください。
下茹でする場合はこんにゃくが浸かる程度のお湯で2〜3分茹でます。ザルに揚げて料理に使います。
どちらも、ぬめりがさらに取れて臭みが抜けます。余分な水分も抜けるので味が染み込みやすくなります。
普段の料理では塩揉みか茹でるかのどちらか1つでアク抜きしていますが、お客様に出す料理や見た目を美しくつくりたいお節料理に使うこんにゃくは塩揉みして塩がついたまま茹でてしっかりアクと臭みを抜いています。
さらに、少し空炒りすると水分がもっと抜けて味が染み込みやすくなりますよ。
簡単で美味しい!こんにゃくレシピ
こんにゃくといえばおでん!と思う人もいるかもしれませんが、どんな季節でも我が家では日常的に料理して楽しんでいます。
こんにゃくのめんつゆ煮
アク抜きしたこんにゃくを食べやすいサイズに切って、めんつゆで煮るだけ!めんつゆの種類にもよりますが、表示通りに希釈して煮て、冷ますだけ。冷める時に味が染み込みます。
玉こんにゃくや白滝、つきこんにゃくで作ったら切る手間が省けますね。
めんつゆが無い!というときは酒・みりん・醤油を1:1:1でこんにゃくがかぶる程度入れてにます。煮る時にだしパックか鰹節、昆布を入れるとより旨味が出ます。
我が家はお鍋にたっぷり作っても子ども達があっという間に食べてしまいます。
圧力鍋で作ると時短、味染みも早いです♪
白滝、つきこんにゃくで作るときは加熱中や冷ましている間にキッチンバサミで
食べやすい長さに切っています。まな板無しで、より簡単!
こんにゃく味噌炒め
- アク抜きしたこんにゃくを「さいのめ切り」する。小さめの方が味が染み込みやすいですが、お好みの大きさでOK。
- お鍋やフライパンごま油を入れて温まったら1のこんにゃくを入れて炒める。(中火で5分ほど)
- 弱火にして、味噌とみりん各大さじ1を混ぜ合わせたものを2に入れ水分がなくなるまで炒める。調味料を入れた後は焦げやすいので注意。
- お好みで胡麻を振ったら完成!
すりごまだと、よりごまの風味がして我が家では人気です。
こんにゃくのまとめ
こんにゃくは食物繊維が多く「お腹のほうき」と呼ばれているそうです。
科学的にこんにゃくに含まれる食物繊維の働きが知られる前から、体の中のいらないものを出してくれると昔の人は知っていたのですね。
白いこんにゃくも黒いこんにゃくも見た目が違うだけで味は一緒。
アク抜きはしなくても食べられますがより美味しく食べるには塩揉みや茹でることで、ぬめり・臭み・余分な水分が抜けて美味しくなります。
料理はひと手間でググッと美味しくなるのでお好みのアク抜き方法でやってみてください。
紹介したレシピも簡単なのにとても美味しく、作り置きとしてもオススメです。冷めても美味しいので、水分を切れば、お弁当にも!
我が家は、みんなこんにゃく大好きなので作り置きになりません。笑
こんにゃくを凍らせるとお肉のような食感になるそうで、唐揚げや生姜焼きなどにすると美味しいみたいなので、今度チャレンジしてみようと思います!
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