ほうれん草って洗ったつもりでも切ったら土が出てきたり、どう洗ったらいいのかな?今さら人に聞けない…
分かりますよ〜。私も今だに「この野菜、どうやって下処理するんだろ?」とか
悩んでネットで調べますよ。ほうれん草も実は悩んだ野菜の1つですので、私が疑問に思ったことをしっかりまとめてみました!
スーパーや八百屋さんにはたくさんの野菜が並んでいますが、その中でも、今回は栄養たっぷりの「ほうれん草」にスポットを当てて、ほうれん草について知っておきたい知識、洗い方や、料理アイデアなどを徹底解説します。ぜひ、ほうれん草の魅力について一緒に探っていきましょう。
『ほうれん草』とは?
ほうれん草はヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜です。カラフルなスイスチャードやビーツの仲間です。1年中買えますが旬は冬で、冷え込むと軟らかくなり、味がよりよくなります。
北海道では冬に『ちぢみほうれん草』がスーパーに並びますが、甘くてとても美味しいです。他の県でも売っているのでしょうか?
アメリカの漫画でほうれん草を食べて強くなるキャラクターがいますが、ほうれん草は栄養価がとても高く、積極的取り入れたい食材の1つです。
我が家では子ども達に「おひたし」が大人気。
お弁当のリクエストに毎回出てきます。
ほうれん草の選び方
鮮度の見極め方は、他の葉物野菜と同じで、注目して見るのは以下の3つです。
スーパーのほうれん草はどれも同じに見えますが、選び方を知っていると他の葉物野菜を選ぶのにも役立ちますね!
根っこの部分は切り取られていることが多いですが、根っこや根っこの近くの赤い部分は鮮度が良いと固くなくて甘く栄養価が高くて美味しいです。根っこ付きのほうれん草が売っていたら私は迷わず買います!
ほうれん草の洗い方
スーパーで売られているほうれん草は綺麗に見えるものもありますが、調理前、冷凍保存する前には、しっかり洗うことをお勧めします。洗ってから冷蔵保存は痛みやすいので、冷蔵庫で保存する場合は後ほど紹介する保存方法をご覧ください。
鮮度が良いほうれん草は、茎が密集しているので土などが入り込んでいます。葉も表側は綺麗でも裏側に土がついていることがあります。
①時間に余裕があるときは大きめのボウルに水を張ってほうれん草を漬けておく。時間がないときは飛ばしても大丈夫です。
②茎の根元を開いて流水で流す。ボウルに新しく水を張って水の中に葉をつけてふり洗いする。
③流水で葉を洗う。
④茹でるときに火が通りやすくなるように根元に切れ目を入れる。(太い株なら十字に、細い株なら半分に割るようにする。)切れ目を開いて流水で洗う。
洗い方は人それぞれですが3人子育てしながら何度もほうれん草を洗ってきて
私が行き着いた一番効率良くほうれん草を洗える方法です。
根元に切れ目を入れると下茹でする時にも均一に火が通りやすくなりますよ♪
ほうれん草の保存方法
◆料理するまでは冷蔵庫がおすすめ
葉物野菜なので長期保存には向いていません。傷んでいる歯があれば取り除き、乾燥しないよう湿らせたキッチンペーパーでくるみ、袋に入れて冷蔵庫に立てた状態で入れておくのがベストです。
◆冷凍保存する場合
冷凍する場合は、洗って、食べやすい大きさに切って生のままでもOKです。ラップなどで包んでから、なるべく空気を抜いてジップ付き袋に入れるのをおすすめします。母からは、洗った後、切らずに固めに茹でてから、水にさらして、水気を切り、食べやす大きさに切ってから冷凍したほうがいいよと言われています。茹でるときはお湯に塩を入れると綺麗な色に茹で上がります。使うときは再度加熱して調理してください。
ほうれん草、調理前の下処理
レシピを検索すると、生で食べていたり、生のものを炒めたりするレシピもありますが、ほうれん草はアクが強い野菜ですので、炒める時でも、先に下茹でをした方がよいです。
生で食べる場合は、サラダほうれん草を選びましょう。
下にほうれん草の写真がありますが、2束写っている写真の左側がサラダほうれん草、右が普通のほうれん草です。
サラダほうれん草は、スッと茎が細くて柔らかいのですが、右の普通のほうれん草を拡大してみると白い粉のようなものが付いています。シュウ酸というほうれん草のえぐみ、アクの正体です。ほうれん草が寒さなどから身を守るために自然と発生するものなのです。サラダほうれん草にはシュウ酸が付いていません。
私も何度も悩みましたが、色々調べていくうちに行き着いた結論は『下茹でした方が良い!』です。
下茹では、しっかり洗ったほうれん草を、塩を少し入れたたっぷりのお湯で茹でます。(切ってから茹でると栄養が流れ出てしまうので、洗う時に茎を折ったり、根本の部分を少し切ったくらいに留めておきましょう。)
また、茹でた後に水にさらすことでダブルでアクを抜くことができるのでより美味しくほうれん草の甘みが引き立ちます。
生食の場合は葉や茎が柔らかい『サラダほうれん草』をお勧めします。
料理はひと手間を加えるとぐっと美味しく、見た目も綺麗になりますよね。しかもアク抜きのために下茹でしておくとその後の調理で加熱時間が減ってエコ!
初級!ほうれん草のおひたし
ほうれん草の食べ方の王道とも言える「おひたし」。我が家のおひたしは最初に味付けしてしまいます。1束分のレシピです。
①下茹でしたほうれん草をお好みの大きさに切る。
②ほうれん草が入るサイズのお鍋に水100ml、醤油、味醂、酒を各小さじ1杯入れて沸かす。
③沸騰したら鰹節を軽く1つかみ入れてほうれん草を加え、全体が混ざるように混ぜる。
③ほうれん草が好みのかたさになったら火をとめ、そのまま冷やして味を染み込ませる。お好みで海苔をちぎって入れる。※出汁が効いているので塩気は少なめにしていますが、お好みで食べるときに醤油を追加するなど調整してください。
おひたしは茹でて切ったほうれん草を味付けした、だし汁につけますが、出汁を取りつつ味付けもしてしまうという簡単料理!お水と調味料を沸かすときに刻み昆布を入れるとさらに旨味UPですよ♪胡麻油や胡麻を足すとナムル風になります!
中級 ほうれん草のポタージュ
ほうれん草の甘みに玉ねぎの甘さとバターのコクを加えたポタージュは我が家で大人気!
- 玉ねぎ1個をざく切りにして鍋に入れ、ひたひたの水で柔らかくなるまで煮る。(圧力鍋でもOK。我が家は無水鍋でじっくり火を通すことが多いです。)
- ミキサーやフードプロセッサーを使います。1と下茹でしてあるほうれん草、牛乳200mlをなめらかになるまで撹拌します。
- 鍋に2を入れ温め、沸騰させないように注意し、塩で味を整える。食べる直前にバター大さじ1程度を溶かして完成!
玉ねぎは小さいとほうれん草の味が引き立ち、大きいと甘みが出ます。
牛乳の量を増減するとサラサラ、ぽったりと調整できます。
バターはあくまでも目安量なのでベストを探ってみてくださいね。
上級? ほうれん草カレー
いつものカレーを作る要領で少し具材を変えるとサグカレー、ほうれん草カレーになります。
具材はトマト、鳥もも肉、玉ねぎ+ほうれん草です。ここは具材をあえてシンプルにすると美味しいですよ!
いつものカレーを作る要領で玉ねぎ、鳥もも肉、トマトに火を通します。油で炒めるときにクミンシードを大さじ1杯程度入れるとより本格的に。
水は少なめにしてルーを入れてから、下茹でしてあるほうれん草、牛乳200mlをなめらかになるまで撹拌したものをカレーの鍋に加えます。味を見て薄ければ塩などで調整したら完成!こちらも最後にバターを少し足すとコクが出ます。
我が家では普段、ルーは使わずスパイスだけでカレーを作っています。
機会があれば今度紹介しますね!
ほうれん草まとめ
今回は、栄養豊富で1年中手に入る、「ほうれん草」を紹介しました。
鮮度の見極め方は、他の葉物野菜と同じです。注目してみるのは①葉の色②葉の状態③茎や付け根の部分の状態でした。
下茹でしてから使うとほうれん草の甘みを活かせる上に、調理の際に加熱時間が少なくエコ!
よく食卓に上がる食材ですが、今回紹介した簡単おひたし、ポタージュ、カレーはたっぷりほうれん草が食べられるのでぜひ色々工夫して楽しく、美味しく、ほうれん草の魅力を味わってみてください!
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