料理って魔法みたいだよね。庭で取れた野菜も、スーパーで買ってきたお肉も料理の仕方で同じものでも全然違う料理になるよね。ボクも料理やってみたい!
料理やってみたいのは良いことね!基本を教えるからできそうなところからやってみようか!調味料の使い方などポイントを押さえれば誰でも美味しく作れるよ!
ご飯を作るというのは子どもにとっては魔法のように感じるようです。切り方や使う調味料、調理法で色々変わりますものね。いつも料理をしている人からしてみれば何となくで味付けができているので改めて考えたことがないので、子どもに教えてと言われてもすぐに答えられない場合ありますよね。
今回は料理の基本をまとめたので、子どもに聞かれて答えられない、子供と一緒に料理したい、自分の料理の味付け再確認、料理が苦手な方におすすめの記事です。
また、プチ節約術やいつもの料理や手順にひと手間加えるとぐっと美味しくなるので、色々ご紹介していますので、お楽しみに!
4人子供がいる私の友人は料理が苦手で、理由を聞いたら作っても美味しくないって。細かく聞いていくと基本が抜けてしまっていました。計量や割合を覚えてしまえば目分量でも上手に作れるようになりますよ!
お米を炊く
お米と味噌汁さえあれば栄養バランスは大丈夫!というのが我が家のモットーです。パンや麺類も出しますが、子供達がすぐにお腹減った〜というので米食が我が家では多いです。
最近は無洗米も安く手に入るようになりましたね。無洗米は当然研がなくて良いですが、お米の粒が小さくて、ギュッと詰まっているので水をほんの少しだけ多く入れると美味しく炊けますよ。
普通の白米は炊く前に研ぎますが、力は入れずにクルクルと全体を混ぜるようにして3回ほどでOKです。白い水が出なくなるまで研ぐ人もいますが、それだと米の旨みまで水と一緒に捨ててしまうことになるので注意です。米農家の従兄弟が教えてくれました!
炊飯器で炊く人が多いと思いますが、炊飯器の釜でお米を研ぐのはお勧めしません。手で研げば痛みはほとんどないですが、1回1回の痛みは少なくても、それを毎日、場合によっては何回も繰り返すうちに表面のコーティングが剥がれてきます。
炊飯器を長く安心安全に使うためにもお米を研ぐ時にはボウルなどの別の容器を使いましょう。
夫の実家に結構良い炊飯器を買ってあげましたが、我が家の炊飯器より後に買ったのにもう炊飯器の釜の底が少し傷ついていました…より一層、ボウルを使ってお米を研ごうと思いました。
超簡単!炊き込みご飯
米1合に対して醤油大さじ1杯で炊き込みご飯が簡単にできます。
いつも通りの水加減にして、米1合に対して醤油大さじ1杯を入れ混ぜます。
具材は何でもOKですが、戻したひじき、小さく切ったにんじん、油抜きして小さく切った油揚げ、戻して切った干し椎茸を上に乗せて炊けば炊き込みご飯の完成!
具材は絶対にお米に混ぜ込まないでください。米が均一に炊けなくなってしまいます。
具材は何でもOK。圧力のかかる炊飯器だと具沢山でも失敗なしで作れます!
それ以外の炊飯器やお鍋で炊く際は、具沢山にしすぎると火が通りにくいことも。適量入れて具も含めて炊くほうが味が調和して美味しいですが、火が通りにくいものは細かく切るか、火を通しておいて炊き上がったら混ぜるなど工夫すると、火が通ってないとか、米に芯が残ってしまうということなく、炊けますよ。
ボクは野菜が大好きだけど炊き込みご飯にするとさらに何でも美味しく食べられるんだよね。秋はきのこたっぷり炊き込みご飯。醤油の分量の少しをオイスターソースに変えるとキノコに合うんだよね〜
味噌汁を作る
味噌汁は出汁を取らなきゃって思っている方も多いと思いますが、美味しい味噌を使って、具材を複数使えば出汁がなくても美味しいの知ってましたか?
魚を丸ごと食べると苦いところがありますよね、あの苦味・えぐみが日本人の繊細な味覚を作っているらしいですが、子どもは正直ですからできるなら美味しく食べてくれる料理を作りたいですよね。
我が家の味噌汁は煮干し粉を使っています。小さい時からそれで育てているので、嫌がることなく食べていて、子ども達は何でも食べますが、煮干しの出汁、魚介の出汁だと子どもは大人より味覚や臭覚が敏感なので苦味やえぐみを感じて食べたくないということも。
出汁を取るのが面倒だと思う方は、出汁を取るのを止めるというのも一つの手です。
最近は出汁パックや便利な顆粒タイプもありますが、自然の旨みを生かした料理で子どもを育てると何でも食べてくれるようになります。
味噌汁は具材から、味噌から色々な栄養がたっぷり汁に溶け込みます。食欲がない時には具沢山の味噌汁を作って、汁だけ飲むのでも栄養補給になります。
特に夏は、ミネラル補給にもなるので熱中症対策にも!我が家は手作り味噌で味噌汁をいつも作っていますが、味噌汁パワーでどんなに暑い夏も夏バテ知らず!
かあちゃん、うちの味噌汁は具沢山だから出汁を取らなくても大丈夫ということは分かったけど、一般的な味噌汁の作り方を教えてほしい。今度、授業で作るから練習したい!
そうね。何でも基本があって、応用だものね。
基本の量を紹介します!
味噌汁の作り方
1人前の味噌汁は出汁おたま2杯分、味噌は梅干し1個分です。(出汁200ml、味噌 大さじ1杯程度)これは母から教えてもらった分量で、味噌の塩分濃度によって異なりますが、大体これで間違いないと思います。
味が濃ければ出汁を増やす、味噌を減らしてその適量を覚えておけばOK。
作り慣れてきたら、この鍋にこのくらい、このスプーンでこのくらいと出汁や味噌を計量しなくても作れますよ!今回は大部分の人が使っているのではと思う、出汁パックでの作り方を紹介します。
①お鍋に水と出汁パックを入れる。生の野菜(特に根菜)はお好みの大きさに切って入れる。
※小さく切ったほうが早く火が通ります。
②鍋を火にかける。出汁パックの袋に書かれているタイミングで出汁パックを取り出す。
③具材に火が通るまで火加減を調節して火を通す。
※我が家は沸騰したら火を止めて蓋をして放置しておくと大体の具材は火が通ります。
④火が通りやすい食材(豆腐や茹でてある野菜)を加え、温める。沸騰はさせない。
⑤火を止め、ワカメなどの海藻を入れたり火を通す必要のない具材を加える。
⑥味噌を適量混ぜ、味を整え完成!
超裏技ですが、味噌を入れて味がちょっとだけ薄いなぁという時は醤油を入れます。すると味噌と醤油の旨みが合わさってコクが出ますよ!また、スーパーで売っている味噌は発酵を止めるために加熱しているものがありますが、火を止めてから味噌を溶くことにより、麹が生きたまま摂取できます。火が通るとただのタンパク質に変化します。腸活などを意識している方は、お味噌汁はある程度冷めてから味噌を入れると麹のパワーを丸ごといただけますよ!
僕も裏技!大根はうちの味噌汁の具で大人気だけど、かあちゃんはいつも、ひと手間くわえてくれているよ。煮込む前に少量の油で大根をサッと炒めると余分な水分が抜けてめちゃめちゃ美味しくなる!実験してみたけど全然違うよ。昔、母ちゃんが板前さんに教えてもらった裏技。料理はひと手間ってめっちゃ納得!
和食の調味料黄金比
料理の味付けで繊細な加減が必要なのはプロの世界だけであって、家庭料理は黄金比を覚えておけばバッチリです。和食の基本の醤油味と味噌味をご紹介!
醤油:酒:みりんは1:1:1
照り焼き、炒め物、煮物を作るとき我が家は、ほとんど醤油:酒:みりん 1:1:1で作っています。これを覚えたら料理の幅が無限大に広がります。
①鶏もも肉に塩を振る。
②フライパンに油を適量入れて熱し、十分にあたたまったら皮目を下にして焼く。
※時間に余裕がある時は、弱火でじっくり焼くと皮がパリッとなります。
③焼目がついたらひっくり返して中火で焼く。
④大体、肉に火が通ったら、醤油:酒:みりん(1:1:1)を入れて、とろみが出るまで水分を飛ばして完成!
※お肉は切らずに1枚丸ごと焼くのが美味しいです!食べるときには我が家はキッチンバサミで切っています。
①魚の切り身に塩を振ります。浮いてきた水分を拭き取って、粉を振ります。
※米粉、小麦粉、片栗粉なんでもお好みで!
②フライパンに油を適量入れて熱し、十分にあたたまったら盛り付けの時に上にする方から焼きます。
③焼目がついたらひっくり返して焼く。
④大体、火が通ったら、醤油:酒:みりん(1:1:1)を入れて、とろみが出るまで水分を飛ばして完成!
※タラなど崩れやすい魚は極力触らず、しっかり焼き目をつけましょう。
生姜を足せしてお肉を焼けば生姜焼き、豚バラ肉や牛バラ肉をさっと玉ねぎと共に炒めてから醤油:酒:みりんの量を増やして煮込めば豚丼、牛丼の完成!
具材にした味をつける、火を通す、醤油:酒:みりんは1:1:1を足してしっかり火にかけて酒とみりんのアルコールが飛べば、とろみが付くまで水分を飛ばさなくても美味しい料理の完成です。
ニンニクや生姜を加えたり、鰹節で旨みを足したり、使う油をごま油にしてみるなどすれば無限の組み合わせで楽しめるので、○○のタレを買わなくても家庭で色々な味付けができます。
味噌:酒:みりんも1:1:1
醤油味もいいですが、味噌味の料理もコクがあって美味しいですよね。醤油より焦げやすいので火にかけるときは注意ですが、醤油の味付けと同じ調理法ができます。
また、味噌は発酵食品でチーズとの相性が良いのでチーズと合わせてみたり、バターを最後に加えて良い香りとこっくりとした味を楽しんでください。
特に、北海道の郷土料理ちゃんちゃん焼き、ホイル焼きなどに味噌の黄金比はおすすめです。
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